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03「インバウンドへの戦略」 スペシャル対談第一回「観光振興を考える」

アジアへの発信。それだけで勝ち抜けるか

白壁
富士北麓、特に富士山を訪れる外国人の中でも中国からの観光客が多くなりました。山梨県としても現地に出向いて積極的にPRをしている。何か今度、上海で観光見本市のようなものがあると聞いていますが、日本を、山梨を売り込むいいチャンスだと思います。 


野田

中国の方々も、太平洋側を行く、いわゆる
ゴールデンルートに飽き始めていると聞きます。昔からのルートが変わってきている。われわれは、関西空港や中部国際空港から中央道を走り、岐阜、長野を通って最終的に富士五湖、富士山を目指すルートを推奨しています。その中には八ヶ岳もあり、石和温泉もあります。自然環境が素晴らしい中央道の山岳ルートは、企画の立て方によっては大変魅力がある商品になるのではと思います。機構として大いに売り込んでいくつもりです。 


白壁
ぜひ魅力的な商品を売り込んでほしいと思います。中国の自然の雄大さは、日本とは比べものになりませんが、日本といえば富士山です。中国の観光客は日本の象徴である富士山を見たい、できれば登ってみたいと思うのでしょう。ただ、中国をはじめアジアの人たちへの売り込みは必要だとは思いますが、いつまでもアジアというわけにはいかないでしょう。飽きられてしまう日がくると思うのです。

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野田
当然そうです。ただ、中国には富裕層といわれる人たちが1億人以上もいます。中国には日本に、そして山梨に来てもらう層がまだまだ残っています。開拓の余地は十分にあると思います。韓国への売り込みにもまだ期待が持てます。韓国にも温泉地はありますが、日本のように内風呂があって、しかも部屋からの眺めがいい所はなかなかないそうで、潜在的なニーズがあるとみています。富士北麓ではそれができます。これも企画によっては多くの観光客を呼び込める可能性があるのではないでしょうか。


白壁
アジア圏は人口も多いし経済発展もしていくでしょうから観光客は期待できるのですが、それ以上に、欧米の富裕層を呼び込める観光地づくりが必要だと考えています。リュックサック一つ担いでユースホステルに泊まるような層もいいのでしょうが、リッチな層が来て宿泊滞在するような観光地、高級リゾート地にしていくことだと思うのですが…。


野田
要は富士山、山梨という観光地のステータスを上げていくことが重要だと思います。世界中が目を向けるような観光地・山梨にしたいものです。


白壁
この前、沖縄県に視察旅行しました。国内だけでなく中国や台湾からも多くの観光客が来るのですが、観光課の説明では、これからは欧州、特にドイツをターゲットに売り込んでいくそうです。なるほどと思いました。人と同じことをやっていたのではだめであって、少し先を考えた戦略を立てなければ競争を勝ち抜くことはできないのではないか、と思います。

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