平成19年9月議会一般質問
観光施策について
白壁質問
次に、観光振興についてお伺いいたします。
観光は、さまざまな産業の発展と雇用機会の増大をもたらす総合産業であります。地域経済の発展に不可欠なものでもあります。
このため、国でも、本年一月に「観光立国推進基本法」を施行させるとともに、先日、冬柴国土交通大臣は、「観光立国」を総合的に推進する体制を強化するため、「観光庁」の新設を表明し、明年度の概算要求に盛り込むなど、観光は我が国の発展に大変重要な産業であると位置づけています。
こうした中、本県では、昨年から、官民が一体となって大型観光キャンペーンを展開しており、NHK大河ドラマ「風林火山」の放送と相まって、このキャンペーンは本県観光の振興に大変大きな効果をもたらしています。
また、明年四月からは、JR六社と協働して「山梨デスティネーションキャンペーン」を実施することとしており、こうした好機をとらえて、観光振興のための戦略的な取り組みを行っていただきたいと考えています。
しかしながら、来年のデスティネーションキャンペーンは、過去においてもそうでしたが、JR六社と一緒になって実施することから、中央線沿線や身延線などの沿線地域だけしか、観光客が増加しないのではないかと危惧されます。
私は、大型観光キャンペーンの成果は県下全域に及び、デスティネーションキャンペーン後もその成果が持続することが大切であると考えています。
そこで、県下全域で観光客の増加を図るため、大型観光キャンペーンではどのような取り組みをしているのか、また、デスティネーションキャンペーンは明年六月で終了しますが、それ以降の取り組みについてどのように考えているのか、あわせてお伺いいたします。
横内知事
観光振興について御質問がございました。
現在は、「週末は山梨にいます。」というキャッチフレーズで、首都圏のシニア層を主たるターゲットとして、大型観光キャンペーンを展開いたしまして、県下全域で観光客の増加を図るさまざまな取り組みを進めております。
このうち、シニア層が求めるいやしや健康などに本県観光がこたえる取り組みといたしまして、「すこやか人の週末」を初めとして、「いやされ人」とか「あじわい人」「みとれ人」「まなび人」という五つの滞在テーマによります二百以上の観光メニューづくりを全県下で進めておりまして、これを全国の旅行社に旅行商品として売り出して企画をしてもらうように強力に働きかけているところでございます。
また、本県は鉄道駅を初めとする幹線交通と観光施設の間を結ぶいわゆる二次交通網、バスのネットワークでありますが、これが弱いということがございます。
このため、鉄道駅から観光施設をめぐる新しい周遊バスやタクシーの割引サービス、あるいは新幹線と県内観光地を直接結ぶシャトルバスなどの整備を促進しておりまして、観光客が鉄道の沿線地域にとどまらないで、全県下へ広がっていくように措置を講じているところでございます。
こうした取り組みによりまして、大型観光キャンペーンの効果が全県下に行き渡るように進めてまいりたいと考えております。
また、デスティネーションキャンペーン以降についての御質問でございますが、引き続き、全国規模での旅行会社への売り込みを進めると同時に、山梨ならではの滞在メニューの一層の整備や、インターネットや携帯サイトを活用した情報発信の強化を図るなど、宿泊観光客の増加に向けた施策をさらに充実いたしまして、滞在型観光地づくりのための取り組みをさらに強めてまいりたいと考えております。
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