平成19年9月議会一般質問
畜産振興について
白壁質問
次に、畜産振興についてお伺いいたします。
本県農業は、それぞれの地域の気候、地形や立地条件などを活かし、果樹を中心に野菜、花卉、畜産などの収益性の高い農業が営まれております。
こうした中、富士北麓西部地域は、気候が寒冷な上、濃霧による日照不足により、農作物も育ちにくい地域であります。
そのため、火山灰土に強い牧草を利用した酪農を中心に発展してきております。
現在、乳牛は県の五二%、肉用牛は三四%を占める県下最大の畜産地帯となっております。今後、さらに飼育頭数は増加するものと予想されます。
また、私が住む富士河口湖町では、訪れる観光客に、地域で生産される牛乳や乳製品を提供するための加工施設の建設を進め、地域で生産される牛肉とあわせて、ブランド化を検討しているところであります。
そこで、このように畜産地帯として着実に発展しているこの地域に、県立の畜産関連の試験研究施設を整備する必要があると考えていますが、いかがでありましょうか。
また、富士を背景に牛が放牧された景観は、この地を訪れた方々に大変印象深いものとなっています。広大な牧草地を観光資源としても活用するためには、富士北麓西部地域と静岡県富士宮市とが連携して、牧草景観の維持に一体となって取り組む必要があると考えます。
また、この地域にも野生鳥獣、特にニホンジカによる牧草、また樹木に対する食害が甚だしく、防護さく等では防ぎ切れないため、捕獲して数を減らすしか方法はありません。現状では、捕獲後のニホンジカは現地に埋却されておりますが、このシカ肉など野生鳥獣の肉を利用したジビエ料理として活用するためには、専用の処理施設の整備や販路の確保など、幾つかの課題が残されています。
こうした点を踏まえ、この地域の畜産の振興について、県としてどのように取り組まれていくのかお伺いいたします。
遠藤農政部長
白壁議員の畜産振興についての御質問にお答えします。
富士北麓西部の富士河口湖町富士ヶ嶺地区は、冷涼な気候や広大な土地を生かして、大規模な草地開発や、全国に先駆けた家畜排泄物のバイオマス利用施設の整備などにより、本県最大の畜産基地として発展してきました。
こうした中、酪農試験場では富士ヶ嶺地区に試験圃場を設置し、地域に適した牧草を選定するとともに、能力の高い乳牛の受精卵の供給を行っています。
また、畜産試験場では、火山灰土壌の分析を通じて牧草の栽培管理の指導を行うなど、生産性の向上に努めているところであり、今後とも畜産農家の要望にこたえられるよう、指導、支援を行っていきます。
さらに、富士ヶ嶺地区の畜産を一層振興するため、自給飼料の収穫用機械に対する導入支援を行うとともに、富士河口湖町における地域の牛乳を富士ヶ嶺ブランドとして加工・販売するためのミルクプラントの建設計画についても、技術面、経営面からの指導、助言を行っていきます。
また、本年七月にジビエ活用連絡協議会を設置し、捕獲されたニホンジカを地域の貴重な資源として活用するための方策を検討しています。
今後、シカ肉を衛生的に処理するためのガイドラインを策定するとともに、捕獲から販売までのネットワークの構築を促進し、旅館やホテル等でジビエ料理として提供できるよう取り組んでいきます。
今後とも、議員の御提案も踏まえつつ、富士ヶ嶺地区における安全で高品質な畜産物の生産やブランド化、畜産経営の低コスト化などの畜産振興策を積極的に推進していきます。
http://www.shirakabekenichi.jp山梨県議会議員 白壁賢一(しらかべけんいち)の公式サイト
http://www.shirakabekenichi.jp/regi/山梨県議会議員 白壁賢一を支援する白友会入会申し込みはこちら









コメント